当社が対応致しました会津ICTオフィス環境整備事業建築工事における
メインフレーム、屋根面CLT、壁面Jパネルの工事が先月完了致しましたので、
工事を担当した遠藤より、施工レポートを掲載致します。
〇自己紹介
本物件を担当した技術部工事課で入社7年目の遠藤雅人です。
〇物件の特徴
杉集成材 2次接着部材(柱断面:360×720mm、梁断面:300×810mm)
をメインフレームとした金物工法による建物です。
柱脚部と一部の梁にGIR工法を活用しており、
当社で開発した構造用格子壁を設置しております。
また屋根面には5層5プライのCLTを活用致しました。
〇周辺立地
現場は、鶴ヶ城の北側に位置し、城下町として栄えているため
周辺のメインの通りは道幅が広いです。
メインの通りから路地に入ると道幅が狭くなっておりますが、
歩道は石畳になっており、城下町の情緒あふれる街でした。
本物件の向かい側の建物は、
全国新酒鑑評会にて金賞を受賞した銘柄を酒造する宮泉銘醸があります。
〇大変だったところ 苦労したところ
GIR工法は、アンカーセットの精度に建入が影響を受けるため、
アンカーチェックを行い柱脚の孔(Φ32 L=530mm)を開けました。
M20ドリフトピンがメインフレームの幅に合わせて、
柱、梁面まで入る設計になっておりましたので、
DPの長さが長く、太いため、なかなか打ち込めず苦労しました。
〇現場でのエピソード
会津若松市は、会津盆地の真ん中に位置しております。
その為、風があまり吹かず、気温が高くなると蒸し暑く感じる日が多くありました。
観光地であり且つメイン道路から近いということもあり
人通りが多く、現場を眺めながら通る人も居ました。
準大手ゼネコンの安全管理が行き届いており、
多い時で週に4日の安全及び品質パトロールを行うほど、
安全と品質に関して、徹底して行っておりました。
また職長会として活動を活発に行っているため、
とても良い雰囲気で現場作業を進めることができました。
徹底した管理体制の下、工事が進み
当社としても非常に学ぶことが多い現場となりました。
得たノウハウを次の現場に生かして参りたいと存じます。