最新情報

いわき市:水産研究拠点整備事業の工事を行っております。

いわき市で建設が進む、水産研究拠点整備事業の工事に乗り込んで参りました。

本施設は、福島県の水産業の復興に向けて、

漁業資源を管理するための次世代技術や県産水産物の安全性の確保に向けた技術の開発を

福島県が国や大学、国立研究開発法人などと連携して取り組んでいくものです。

 

当社では放射能研究棟の木造小屋組み部分の材料製造と工事

を担当させていただきました。

 

 

スギを用いた大梁は、断面250×700mmの長さ約12Mの材料で

大断面集成材ゆえの迫力が感じられる部材に仕上がっております。

 

 

小屋組の工事は大方完了いたしましたが、

一部、仕上げとして耐火被覆の作業を次週進めてまいります。

 

2019年1月号「商工ふくしま」:当社の取り組みをご紹介いただきました。

福島県中小企業団体中央会が発行している「商工ふくしま」に

近年の当社の取り組みをご紹介いただきました。

 

「技術開発による可能性

~集成材を生かした建築へのこだわり~」

 

と題して、当社のあゆみ、技術開発、今後に向けた思いを

社長 蔭山寿一のインタビュー内容を基に掲載いただいております。

 

2019年1月号「商工ふくしま」

 

 

今後も引き続き、施設に合わせた集成材の製造、

集成材を生かした建築に取り組んで参ります。

 

 

 

大判CLTを利用した民間企業社員寮の加工レポートを掲載致します。

当社にて大判CLTパネルの加工対応をさせていただいた

民間企業社員寮が昨年末に竣工を迎えました。

 

2019年1月9 日(水) 日刊木材新聞

 

本物件では、昨年当社で新たに設備導入したユニチーム社のExtraを利用して

巾2M超、長さ10M超の大判CLTパネルの加工を行いました。

加工図を担当者したNより、加工レポートを掲載させていただきます。


○自己紹介

製造部生産管理課NCチーム 入社4年目のNです。

普段の業務では、技術部工事課作成の施工図を基に、

NC機械加工用データと加工図の作成を担当しています。

 

 

○対応した物件の特徴

壁、床、階段にCLTを使用した建物で、

2階部分が大きくはね出す特徴的なデザインとなっています。

 

 

また、床面に最大で

厚210mm×巾2,350mm×長10,120mm(5層7プライ)のCLTを使用しています。

構造体であるCLTを内外部現しで仕上げ、

どこにいても木の温かみを感じることができます。

 

○加工の状況、様子

壁パネル、踏板(階段)をUltra、大判の床パネルをExtraで加工しました。

Extraで加工した床パネルは、過去物件の中でも最大サイズに匹敵する大きさでした。

工場の面積を最大限に活用し、基本的には2人一組で材料移動と反転を行いました。

 

 

階段に絡む床パネルは、とても細かく複雑な加工でしたが、

機械オペレーターと当社大工の経験・ノウハウを結集し、

問題なく加工を進めることができました。

また、Ultraで加工した壁パネルに関しては、加工形状の打合せを何度も行い、

二次加工なくNC機械のみでの加工完了を実現しています。

 

○苦労したこと

通常、施工まで対応する場合には詳細な施工図を基にしていますが、

本物件では、設計図面を基にデータと加工図の作成をしました。

そのため納まりを表現するための確認作業に時間を要し、

3D加工図面を纏め上げるのに苦労しました。

さらに、主担当として顧客内での打合せを初めて経験し、緊張感のある日々でしたが、

周りのサポートのおかげで、無事に作業を終えることができました。

 

※壁、床、階段のCLTパネル(3D CAD図面)

 

○現場見学会に出席させていただいての印象

パネル施工中と完成直前に2度現場見学会に参加させていただきました。

 

CLTのメリットとして良く聞かれますが、

パネル施工中の見学会では、壁パネルが実際に建て込まれる様子を

目にすることができ、とても早いなと感じました。

現場の工程は予定通りに進んでいたので、

担当した加工に問題がなかったのだと安心しました。

 

数か月後の建物見学会では、完成間近の様子を見学することができ

2階のはね出し部分は、迫力があり、印象深い建物となっていました。

図面やCADデータ上でしか見れていなかった納まりも、

実際に自分の目で確認して理解を深めることができました。

今回の経験を次の物件に生かして参りたいと思います。

 

2019年の第一弾乗込み物件:新地町交流センター新築工事

1月8日より、2019年第一弾の乗り込み物件として、

福島県北東端に位置する新地町が整備を行う

新地町交流センターの現場施工を行って参りました。

 

 

構造は鉄筋コンクリート造一部鉄骨造と木造の混構造、

延床面積1,827㎡の2階建てで

町民の文化交流活動の新たな拠点として

音楽や演劇、文化活動の発表等ができる多目的ホール等を備えております。

 

 

現場では、鉄骨柱への集成材梁の取付、梁上部鉄骨の取付、

ブロック材・カバー材の取付、埋め木、クリーニング作業等を行い、

今週予定通り当社の対応を完了致しました。

 

 

予定通りに工事が完了し、

新地駅周辺の交流とにぎわいを創出する施設となることを期待したいと存じます。

 

高輪ゲートウェイ駅:1/8(火)福島民報新聞に記事を掲載いただきました。

新年明けましておめでとうございます。

昨日より、2019年の営業を開始しております。

本年も変わらぬご愛顧を何卒宜しくお願い申し上げます。

 

新年早速ではありますが、昨年当社が対応させていただいた

JR山手線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」について、

1月8日(火)の福島民報新聞(社会面)に記事を取り上げていただきました。

 

1月8日(火)福島民報新聞 社会面

 

福島県内の古殿産スギを用いて、

当社内で集成材製造、鉄骨との組込作業を行い現場に納品致しました。

 

復興に向けて力強く歩む福島県の姿を伝えるとともに、

福島県産材の価値をより一層高めることに繋がれば幸甚に存じます。

 

本年も非住宅分野の木造化の拡大に向け、

特建物件を責任施工として対応を進めて参りますので、

構造設計、集成材製造、木質材料の加工、施工など

あらゆる場面でご相談いただければと存じます。

 

改めまして本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

2018年当社の取り組み:本日が2018年最終営業日となります。

当社の2018年の営業は、本日12月28日(金)を最終営業日とし、

来年は1月7日(月)より営業を開始致します。

 

本年は大規模木造、高層木造の機運の高まりから、

当社としても新たな取り組みが多い一年となりました。

 

・複数の耐火集成材、耐火建築物の製造・加工・施工

・最大断面400×3,000mmまで加工可能な新たなCNC加工機の導入

・初の海外物件(パラオ)への納材、現場施工

・GIR研究会発足、耐火、CLTに関する開発事業への取り組み

・全国植樹祭ふくしま お野立ての施工、ベンチや掲揚ポールの設置 等々

 

 

これもひとえに日頃よりお世話になっております

取引会社、関係会社の皆様のお蔭と存じます。

誠に有難うございました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

 

来年も集成材メーカーとして、

大断面・耐火集成材の製造技術の合理化、

多様なエンジニアウッドの加工技術の発展、

耐火建築物含めた大規模木造の施工技術、機動力の向上を行いながら、

「先進技術による木造建築の新しいカタチを実現」

に向け邁進して参りたいと存じます。

 

来年度も変わらぬご愛顧を何卒宜しくお願い申し上げます。

 

小高区復興拠点施設の施工レポートを掲載します。

本年7~10月に当社が現場対応しておりました小高区復興拠点施設ですが、

先月その名称が「小高交流センター」に決定致しました。

 

来年一月予定のオープンを控え、

現場を担当した当社工事の渡部より、施工レポートをお送り致します。


○自己紹介

本物件を担当致しました、技術部工事課、中途入社3年目の渡部 亮です。

 

※本物件の製品検査時の写真です。

 

 

○物件の特徴

今回当社では、既存の建物を含む全6棟のうち、

北1棟、北2棟、北3棟、南1棟、南2棟の計5棟の

軸組・屋根フレーム工事に携わりました。

 

 

南2棟は、米松集成材を使用した金物工法による建物です。

 

 

北1棟は、杉の上弦材・下弦材・束柱と、

鋼製ブレースで構成された、トラス構造の建物です。

上弦材・下弦材は合わせ梁で、間に接合金物を挟み込み、

地上で地組を行ってから1フレームずつ取付けていきました。

フレームの全長は約13mで、全29フレームあります。

 

 

今回メインとなったのが、北2棟、北3棟、南1棟の屋根フレームです。

斗栱(ときょう)と言われる組み方を行い、

全5段で形成された屋根フレームを1段ずつ取付けていきました。

 

 

○大変だったところ、苦労したところ

斗栱梁が、材料1本ずつ、等間隔に1段ずつ組み上げていかなければいけない為、

材料のピース数も多く、部材や段数毎に留め付ける構造用ビスの長さや

種類、本数が違っているので、間違えずに取付けていくのに苦労しました。

 

 

○現場周辺の様子

北側には小高区役所や消防署、南側には駅前通りがあり、多くの店舗があります。

周辺でも「小高ストア」や新しい建物が出来ており、

復興・地域活性で賑いを見せはじめている様に感じました。

今回携わりました復興施設も、お子様が遊べる広場や、カフェ・店舗などもありますので、

相馬野馬追などで小高にお立ち寄りの際は、足を運んでみてください。

 

※施工中の遊び場、カフェ・店舗などを掲載します。

 

耐火集成材を用いた東京都内の神社施設が竣工です。

耐火集成材の製造・加工、一部の現場作業にて当社も関わらせていただいた

東京都内の神田明神文化交流館「EDOCCO」が竣工となり、本日オープンを迎えます。

12月13日(木)の木材新聞1面にも掲載いただきました。

 

12月13日(木)日刊木材新聞1面

 

鉄骨との混構造による耐火建築物であり、

2~3階の境内に面した部分に構造材として用いられている

耐火集成材を外からも目にすることができます。

 

年末・年始と様々なイベントが催されているようですので、

お近くに足を運んだ際や初詣などぜひ足を運んでいただければと存じます。

 

 

 

 

CLTへのGIR接合工法開発の取り組みをご紹介いただきました。

当社ホームページ内でも今年10月にご紹介させていただきましたが、

CLTへのGIR接合工法開発の取り組みについて、

日刊木材新聞に取り上げていただきました。

 

12月11日(火)日刊木材新聞1面

 

SMB建材様との共同開発にて本年8月に性能評価取得済みのため

個別評定無しで物件への折り込みが可能となっております。

 

・高剛性高耐力

・内部隠蔽型の接合で意匠的に優れている

・気密性を保つことができ、熱橋がなく結露の恐れがない

 

などの特長を持ち、

これまで以上に木材、集成材、CLTの利用の幅を

広げることができるものと存じます。

 

詳細を確認したい、活用を検討したい方は何なりとお問い合わせくださいませ。

 

社員への贈呈品として集成材を用いた「木の時計」を製作しました。

当社では社員の祝い事の際などに、造作工場内の木工機械を用いて

建具経験豊富な大工が木製品の製作を行っております。

先日も当社社員への結婚祝いの品として、

集成材を用いた「木の時計」の製作を行いました。

 

集成材の柾目面を表面に現し、

12時、3時、6時、9時を示す箇所には

該当社員が担当した施工物件で用いた

「樫」の木をアクセントに埋め込みました。

 

 

当社では、創業当初は造作集成材を事業の柱としていたこともあり、

構造材以外にもこういった遊び心ある造作材・家具などについても

納期、デザイン、価格含め受注生産にて製作を行っております。

 

近年でも役員オフィスに用いるテーブル、

市役所などの公共施設に設置されたテーブルやベンチ

民間の幼児施設などにも造作家具材を納めております。

 

 

引き続き様々な形で「木」の良さ、「集成材」の良さを

伝えていければと存じます。