対応中物件情報

東京都内で工事が進んでいる総合体育館の対応を進めて参ります。

東京都の中野区で工事が進む中野区立総合体育館の新築工事

について先月の木材新聞にて取り上げていただきました。

 

2019年8月16日(金)日刊木材新聞

 

本物件は、来年の東京オリンピック・パラリンピックにて

公式練習会場として使用される予定になっており急ピッチで工事が進められております。

 

屋根形状がH鋼と杉120mm角の集成材を用いた

方杖付き片持ちトラス+張弦梁架構となっており、

基本的に現場合わせを中心とした加工・施工を行う予定です。

 

非常に精度が求められる部材加工となりますので、

細心の注意を払って対応を行って参りたいと存じます。

 

ZEB化モデル事業の庁舎改築工事への対応を進めております。

環境省の補助事業を活用して須賀川土木事務所の改築をモデルとする

ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化工事が着手されました。

本物件は、RC造(1階)+木造(2階)、CLTを屋根に用いた建物で

ZEB技術を積極的に取り入れ、一次エネルギー消費量の90%削減を実現する設計とし、

庁舎として東北初の「Nearly ZEB」認証を目指すそうです。

 

当社は県産材を用いた集成材、CLTの加工や

木フレーム、屋根工事を担当致します。

 

 

県のホームページや建設新聞などで取り上げていましたので、

合わせてご確認いただければと存じます。

 

●福島県ホームぺージ

https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/41065c/sukagawadobokuzimushozebka.html

 

●建設新聞 9月3日(火)

2019年9月3日(火)建設新聞

 

製品検査を終え、9月下旬より現場乗り込み予定ですので、

最終の検査、検品に留意して参りたいと存じます。

 

湾曲材の製造・加工の対応を行っております。

8-9月は、多くの湾曲材の製造・加工依頼を受けており、順次対応を行っております。

 

 

当社は特殊部材への対応を得意としておりますが、

特に湾曲材の製造・加工は、年間通して全国から依頼を受けております。

 

自社独自のプレス架台にて、ご依頼のサイズ、曲率に応じて

その都度プレス架台を溶接し設置しているため、あらゆる曲率への対応が可能であり、

梁成1Mを超えるまた長さ10Mを超える湾曲材でも製造・加工が可能となっております。

 

 

また加工についても従来は大工の手加工での対応でありましたが、

4年前に大断面NC加工機を導入後は、高い精度で機械加工が可能となりました。

 

 

 

今後もご要望の特殊材への対応を実現できるよう、

製造・加工の技術を高めて参りたいと存じます。

 

福島県内の原木伐採現場の見学を行いました。

福島県は森林面積が県土の7割を占め、全国4位の森林資源を有しております。

スギが最も多く生育しておりますが、

南会津地域ではカラマツの生産も盛んであり、

スギ、カラマツ共に比較的強度の高い材を調達することが可能です。

 

この度は県内の原木素材生産に関わる事業者のご協力で

カラマツ原木伐採現場の見学を行わせていただきました。

 

 

・列状伐採や点状伐採などいくつかの伐採方法

・ハーベスタなど林業機械による伐採状況

・原木生産における現状の課題

などを直に見て、話を伺うことができ、

通常業務の中では知りえない情報を得ることができました。

 

自然の恵みである木材を扱う企業として、

多角的な視点から林業・木材産業を捉え、

木造建築の発展に向けた取り組みを継続して参りたいと存じます。

 

岩手県の民間事務所建設の対応に乗り込みました。

7月中旬、岩手県の民間事業者の事務所建設の現場に乗り込みました。

 

 

集成材、一般材、一部壁にCLTが用いられている物件で、

当社では土台、木フレーム、母屋、CLT、合板張りなど対応致しました。

 

 

当社でも民間事務所利用などを想定し、

金物が見えない工法の評定を取得しておりますが

民間物件の木造化が益々進むことを期待と思います。

 

これから8月以降は当社も毎年の繁忙期に入って参ります。

工程管理、人員管理、安全管理等徹底して対応を進めて参りたいと存じます。

 

民間物件の木材の活用、木造化が進んでおります。

今年も徐々に公共建築物の入札案件が動き始め、

当社工場の製造量が増加して参りましたが、

民間からのご依頼、特に資材単価が高騰する鉄骨造から木造化への切り替え

のご相談が増えてきております。

 

そのような中、現在当社では民間のリゾート開発に関わる物件の対応を進めております。

 

 

こういった流れから木に関して非常に関心が高まっている

ということを改めて直に感じるとともに、

 

・SDGsを始めとした世界規模での環境への配慮

・今月、政府が定めたバイオ戦略2019の中でも木造の大型建築の推進が謳われている

・都市部での10階建て規模で複数の中層ビルの計画が動いている

 

ことなど、今後も木材活用に関するご相談が増えていくことが予想され、

当社としても木造化に関するメリットや意義を継続的に発信していければと存じます。

 

木質化、木造化についてお困りのこと、また新たに検討をしたいなど

様々な観点でのご相談に対応させていただきますので何なりと当社までご連絡ください。

 

TEL:024-944-7550

MAIL:info@toju.co.jp

 

複合施設の屋根木梁トラス部材の加工を進めております。

老朽化した公共施設の建て替えとして

いくつかの施設を一つに集約した複合施設として計画されている建物の

屋根木梁トラス部材の加工対応を進めております。

 

本物件は、RC造、S造、一部木造の混構造で計画されておりますが、

スギやヒノキの一般製材でトラス組された木梁を屋根に用いており、

上弦材、下弦材、束材、母屋、飼木など

数十ピースで一つのトラス部材が構成されています。

そのため部材のピース数は10,000ピースを超え、また細かな部材加工,加工数も多いため

NC加工と大工による手加工を併用して特別シフト体制で対応を進めております。

 

 

また本物件では、当社工場内で事前に地組

および現場ではモックアップを製作し試験を行いながら,一つ一つ対応を進めております

 

 

製品検査を終え、今月より現場への出荷を開始しておりますが、

加工精度や出荷品目に最新の注意を払いながら、対応を進めて参りたいと存じます。

 

パークゴルフ場クラブハウスの加工対応レポートを掲載します。

宮城県大崎市で整備されている三本木パークゴルフ場クラブハウス新築工事にて

当社が加工、組込を行わせていただいた部材の対応が完了致しました。

本案件を担当者したプレカット室の尾澤より、対応レポートを掲載致します。


○自己紹介

製造部プレカット室所属、入社4年目の尾澤智奈津です。

※加工状況確認時の様子

 

○本物件の特徴

今回当社ではクラブハウスで使用される集成材の製造、CLT壁パネルと

休憩室棟の軸組の加工、張弦梁フレームの工場地組作業に携わりました。

 

壁には5層5プライのCLTパネルを用いており、

ホール棟では95枚、休憩室棟では46枚の計141枚使用しています。

 

また、休憩室棟では張弦梁フレームが29組あり

工場で地組した際、存在感と迫力がありました。

 

※工場地組終了後の張弦梁フレームと3D CADデータ

 

○加工の状況、様子

CLT壁パネルの加工は、大判パネルの加工が可能なユニチーム社の加工機UltraとExtraで、

梁や柱などの加工は、Ultraと日高機械の加工機H-systemに分けて対応を行いました。

 

※CLT及び集成材の機械加工状況

 

特に、張弦梁フレームの上弦材の継手加工が複雑な形状でした。

そのため、継手部分の加工形状と精度を確かめるために

一度、見本を作成してから本番の加工に入りました。

機械オペレーターと大工さん協力の下、加工と地組作業を順調に進めることができました。

 

※上弦梁の手部分と地組状況

 

○苦労したこと

CLT壁パネルや張弦梁フレーム等の大きな部材を扱う機会が多くあり、

加工作業やトラックへの積込の際に材料の角がつぶれたり、

欠けが起こらないように細心の注意を払って作業を行いました。

 

また今回、休憩室棟の甲乙梁120本分の金物先行ピンを工場内で打ち込んだ上で

出荷する必要があり、自身初のピンの打ち込み作業を体験しました。

普段は機械の加工図データ作成業務を行っているため、慣れない作業で苦労しましたが

打込みの際に材料に玄能があたり傷つかないように一つ一つの作業を注意して行いました。

 

本物件では、初めての作業を含めて社内~社外対応まで数多くの経験を致しました。

今回の物件で経験したことを今後の物件にも生かして取り組みたいと思います。

 

民間の幼稚園型認定こども園の工事を担当致しました。

当社では平成30年度末にかけて、福島県内の民間事業者が整備する

木造の幼稚園型認定こども園の工事を担当致しました。

 

3月は、生憎天気が優れない日もありましたが、

当社のベテラン大工を中心に現場作業を始めて行う新入社員も共に作業を行いながら

予定通り対応を終えることができました。

 

※木造躯体工事及び垂木工事を担当しました。

 

今後も子どもたちが木のぬくもりや柔らかさを感じることができる施設として、

認定こども園の木造化、木質化が拡大していくよう

最大限の支援やご提案を行って参りたいと存じます。

 

総合スポーツゾーン新武道館メイン武道場の物件レポートを掲載します。

栃木県宇都宮市にて昨年より工事が進められている

総合スポーツゾーンの整備事業において

昨年、当社が対応した新武道館メイン武道場の物件レポートを掲載致します。


〇自己紹介

本物件を担当致しました技術部工事課の酒井です。

 

 

〇物件の特徴

本物件は、2022年のとちぎ国体に向けて栃木県が計画する

「県民に愛され、県民が誇れる、県民総スポーツの推進拠点」となる

「総合スポーツゾーン」の整備事業として、

大規模な工事が進められている施設の一つです。

当社はメイン武道場の木・鋼ハイブリッドによる屋根工事に携わりました。

 

 

屋根工事は、

木・鋼ハイブリッド部材の建方

→ボルト本締め、タッチアップ

→カバー材取付

→木根太

→屋根合板取付

→鉄骨母屋

と、他工種に渡るため作業スペースが重複しないよう、工程調整が必要となります。

 

〇加工の状況、様子

・受入た鋼材と、当社の集成材を設計図を基に、締結ボルトにより組み込みます。

・部材のサイズとしては最大長さが11m程度、重さが1.2t、巾が約2.9mあり

通常の集成材と比較してサイズ、重さともに大きいため注意して搬入計画を行いました。

 

〇現場対応の状況、様子

・現場施工された木・鋼ハイブリッド材の継ぎ手部分をカバー材で

幅、厚みを合わせながら被覆します。

・建方精度に合わせての取付けとなるため、

全ての箇所(800箇所程度)で採寸をおこない、加工、取付けします。

 

・上部では木根太(天井下地も兼ねたもの)を専用金物で取付し、

ラグスクリューボルトにより屋根合板を取付します。

・猛暑のなか、高所で屋根勾配が5寸(約26°)と厳しい体勢での作業が続きました。

 

〇現場周辺の様子

現場に隣接して「とちのきファミリーランド」という遊園地があり、

時々響く嬉々とした声を聴きながらの作業でした。

 

〇苦労したこと

・梅雨時期の作業のため、材料の水垢への対処

・猛暑による熱中症への入念な予防対策、

・高所作業のため作業場所への昇降

と、過酷な環境での作業となりましたが、

なんとか協力会社と連携して対応を終えることができました。

 

〇最後に

木・鋼ハイブリッド材は耐火要件としての性能を確保するとともに、

木の質感を出せる構造として注目されており、

本物件で経験したことを今後の物件にも生かしていきたいと思います。