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木材活用コンクール最優秀賞:大船渡消防署住田分署

第22回木材活用コンクールにおいて、

当社も関わらせていただいた「大船渡消防署住田分署」が

最優秀賞/農林水産大臣賞をいただきました。

 

2019年7月5日(金)日刊木材新聞

 

本物件に関わらせていただいたことを誠に光栄に存じます。

伝統的な貫構法を現代木造として活用した点が高く評価されたとのこと、

今後も益々多様化する木造建築について新たなカタチを皆様と共に創って参りたいと存じます。

 

 

大船渡消防署住田分署

当社所在の福島県郡山市が「SDGs未来都市」に選定されました。

当社が事業所を構える福島県郡山市が

この度福島県内初の「SDGs未来都市」に選定されました。

 

2019年7月2日(火)福島民報「郡山市SDGs都市に」

 

SDGsは、2015年国連サミットで採択された2030年までの開発目標で、

世界が抱える問題を解決し、持続可能な社会を作ることを目的としています。

17のゴールと169のターゲットが定められていますが、

当社が生業とする木材利活用の促進、木造施設造りが関係する領域は、

直接的にイメージされる

目標11 住み続けられるまちづくり(都市)

目標13 気候変動に具体的な対策を(気候変動)

目標15 陸の豊かさも守ろう(陸の資源・森林、林業)

に関する項目だけでなくその他複数の項目に跨っており、

現在、世界規模で進められている多様な木造化ブームは

SDGsでの取り組みに密接に関わっていると考えております。

 

SDGs未来都市となった郡山市の取り組みと合わせて、

改めて当社としても木材利活用を推進するための

積極的な取り組みを行って参ります。

 

 

 

 

 

 

民間物件の木材の活用、木造化が進んでおります。

今年も徐々に公共建築物の入札案件が動き始め、

当社工場の製造量が増加して参りましたが、

民間からのご依頼、特に資材単価が高騰する鉄骨造から木造化への切り替え

のご相談が増えてきております。

 

そのような中、現在当社では民間のリゾート開発に関わる物件の対応を進めております。

 

 

こういった流れから木に関して非常に関心が高まっている

ということを改めて直に感じるとともに、

 

・SDGsを始めとした世界規模での環境への配慮

・今月、政府が定めたバイオ戦略2019の中でも木造の大型建築の推進が謳われている

・都市部での10階建て規模で複数の中層ビルの計画が動いている

 

ことなど、今後も木材活用に関するご相談が増えていくことが予想され、

当社としても木造化に関するメリットや意義を継続的に発信していければと存じます。

 

木質化、木造化についてお困りのこと、また新たに検討をしたいなど

様々な観点でのご相談に対応させていただきますので何なりと当社までご連絡ください。

 

TEL:024-944-7550

MAIL:info@toju.co.jp

 

研究開発を進めてきたGIRの新工法がまもなく評定取得の見込みです。

ここ数年、都内の関連メーカーや学識研究者とともに共同で

研究開発を進めてきたGIRの新工法がまもなく評定取得の見込みです。

 

GIR接合は、内部隠蔽型で意匠性に優れ

かつ高剛性高耐力の工法として活用されていますが、

さらに靭性型として性能を高めた工法として複数の試験を行い、

まもなく評定取得の予定です。

 

早速、具体的な物件での採用に向けた協議をゼネコン様と開始しております。

 

近いうちに正式にご案内できるかと存じますが、

ご興味のある方は個別にお問い合わせいただければと存じます。

 

 

複合施設の屋根木梁トラス部材の加工を進めております。

老朽化した公共施設の建て替えとして

いくつかの施設を一つに集約した複合施設として計画されている建物の

屋根木梁トラス部材の加工対応を進めております。

 

本物件は、RC造、S造、一部木造の混構造で計画されておりますが、

スギやヒノキの一般製材でトラス組された木梁を屋根に用いており、

上弦材、下弦材、束材、母屋、飼木など

数十ピースで一つのトラス部材が構成されています。

そのため部材のピース数は10,000ピースを超え、また細かな部材加工,加工数も多いため

NC加工と大工による手加工を併用して特別シフト体制で対応を進めております。

 

 

また本物件では、当社工場内で事前に地組

および現場ではモックアップを製作し試験を行いながら,一つ一つ対応を進めております

 

 

製品検査を終え、今月より現場への出荷を開始しておりますが、

加工精度や出荷品目に最新の注意を払いながら、対応を進めて参りたいと存じます。

 

日刊木材新聞にて当社の事業を取り上げていただきました。

5/24(金)日刊木材新聞の集成材特集内で

当社の最近の事業概況について掲載いただきました。

 

2019年5月24日(金)集成材特集記事

 

今年はプレカット室の体制強化として若手社員の人員補強を行いましたが、

GW明けから集成材やその他一般製材、CLT、LVLなど多様な製品の

加工対応が立て込んでおり、4基のNC加工機がフル稼働の状況となっております。

 

加工精度や形状の検査体制を強化し、

安定した品質での対応を進めて参りたいと存じます。

 

 

5/25(土)毎年恒例の新入社員歓迎バス研修を行いました。

5/25(土)は5月とは思えない非常に暑い一日となりましたが、

そのような中、毎年恒例の新入社員歓迎バス研修として

自社の施工物件を中心に福島県南~栃木県の木造建築物の見学会を行いました。

今年はプレカット室の新卒社員1名とともに、

新たに採用した外国人も加わって研修となりました。

 

1)小峰城歴史館(当社施工物件)

→今年初めに施工対応した木造平屋建ての物件。木フレームに唐松集成材を利用

小峰城の歴史をわかりやすくVRシアターなどで解説

 

 

2)まほろん 福島県文化財センター白河館(当社施工物件)

→RC造とS造メイン、一部木造の混構造。米松集成材の合わせ梁が特徴的な建物。

土器や石器などの文化財の収蔵と展示、体験学習ができる施設。

文化財センター白河館「まほろん」

 

3)那須霞ヶ城ゴルフクラブ(当社施工物件)

→延床面積9,710㎡の国大最大級の木造建築物。旧38条認定の適応物件。

ゴルフ場のクラブハウスとホテル商業施設。

那須霞ヶ城ゴルフフラブ クラブハウス&ホテル

 

4)那珂川町馬頭広重美術館

→RC造とS造だが、屋根と外壁に不燃処理したスギのルーバー材が用いられている。

隈研吾建築都市設計事務所(当社対応したJR高輪ゲートウェイを手掛けた事務所)

 

5)道の駅 ましこ

→RC造と木造の混構造。スギ大断面集成材2本の登り梁により最大32Mスパン。

2016年にオープンした道の駅で多くの建築関連の表彰を受賞。

 

施工後25年以上経過している物件から今年の施工物件を回ることで

当社の大断面集成材、大断面建築の歴史を感じながら、

集成材の魅力、使い方・工法の多様性、製造・加工・施工上の留意ポイントなど

を社員一同が学んで感じることができる機会となりました。

 

これまで当社が積み上げてきた経験、知見を頭と胸に刻みながら、

新たなメンバーとともに木造建築の新しいカタチを造り上げて参ります。

 

プレストレス集成材について日刊木材新聞の記事に掲載いただきました。

当社が数年前より研究を進めておりましたプレストレス集成材について

2019年5月15日の日刊木材新聞に取り上げていただきました。

 

※記事はこちら

2019年5月15日(水)日刊木材新聞

 

本技術は、集成材にプレストレスの技術を加えたもので、

・集成材内部へテンション挿入による張力を導入し、想定のたわみを低減

・スリムな断面でのロングスパンが実現可能

・RCとの混構造や床組みなど様々な用途へ適応可能

といった特長を備えております。

 

今後、実用化に向けた冊子やマニュアルを整備しながら、

情報発信を行って参りたいと存じます。

 

内容詳細を知りたい方、実用化を検討されたい場合には

個別に対応させていただきますので以下まで何なりとご連絡ください。

 

TEL:024-944-7550

MAIL:info@toju.co.jp

 

当社が関わった物件が第39回東北建築賞を受賞致しました。

当社も集成材製造・施工に関わった学校法人 堀内学園様の

幼保連携型認定こども園菜根こども園が

第39回東北建築賞作品賞を受賞致しました。

ご関係者の皆様、誠におめでとうございます。

当社としてもこういった物件に関われることを大変光栄に存じます。

 

堀内学園認定こども園 菜根こども園

第39回東北建築賞ギャラリー

 

一般材を中心に活用しながら、

無垢丸太を用いた柱や集成材のトラス梁など

園児が自然に木に触れることができる造りになっております。

 

SDGsに代表されるように、「環境」「エコ」に関する取組みが注目されている中

新たな令和の時代は、木の時代になるとも言われています。

“木の心がわかる企業”,“木の心を伝えられる企業”として、これからも前進して参ります。

 

パークゴルフ場クラブハウスの加工対応レポートを掲載します。

宮城県大崎市で整備されている三本木パークゴルフ場クラブハウス新築工事にて

当社が加工、組込を行わせていただいた部材の対応が完了致しました。

本案件を担当者したプレカット室の尾澤より、対応レポートを掲載致します。


○自己紹介

製造部プレカット室所属、入社4年目の尾澤智奈津です。

※加工状況確認時の様子

 

○本物件の特徴

今回当社ではクラブハウスで使用される集成材の製造、CLT壁パネルと

休憩室棟の軸組の加工、張弦梁フレームの工場地組作業に携わりました。

 

壁には5層5プライのCLTパネルを用いており、

ホール棟では95枚、休憩室棟では46枚の計141枚使用しています。

 

また、休憩室棟では張弦梁フレームが29組あり

工場で地組した際、存在感と迫力がありました。

 

※工場地組終了後の張弦梁フレームと3D CADデータ

 

○加工の状況、様子

CLT壁パネルの加工は、大判パネルの加工が可能なユニチーム社の加工機UltraとExtraで、

梁や柱などの加工は、Ultraと日高機械の加工機H-systemに分けて対応を行いました。

 

※CLT及び集成材の機械加工状況

 

特に、張弦梁フレームの上弦材の継手加工が複雑な形状でした。

そのため、継手部分の加工形状と精度を確かめるために

一度、見本を作成してから本番の加工に入りました。

機械オペレーターと大工さん協力の下、加工と地組作業を順調に進めることができました。

 

※上弦梁の手部分と地組状況

 

○苦労したこと

CLT壁パネルや張弦梁フレーム等の大きな部材を扱う機会が多くあり、

加工作業やトラックへの積込の際に材料の角がつぶれたり、

欠けが起こらないように細心の注意を払って作業を行いました。

 

また今回、休憩室棟の甲乙梁120本分の金物先行ピンを工場内で打ち込んだ上で

出荷する必要があり、自身初のピンの打ち込み作業を体験しました。

普段は機械の加工図データ作成業務を行っているため、慣れない作業で苦労しましたが

打込みの際に材料に玄能があたり傷つかないように一つ一つの作業を注意して行いました。

 

本物件では、初めての作業を含めて社内~社外対応まで数多くの経験を致しました。

今回の物件で経験したことを今後の物件にも生かして取り組みたいと思います。