最新情報

10月より建て方ラッシュ②:10月は新たに5物件スタートしました。

10月は県内、県外(関東、東海地方)にて新たに5物件の現場施工対応を行いました。

保育園や福祉施設などを中心に多様な中・大規模木造建築に取り組んでおります。

 

・トラス梁、LVLの合わせ梁を用いた民間組合事務所

 

・集成材の丸柱や、半円の形状が特徴の民間保育園

 

・LVLの合わせ梁、屋根一部にCLTを用いた民間保育園

 

・木住協仕様の耐火建築物である民間福祉施設

 

・ヒノキの方立が目を惹く形状の観光施設 等

 

11月も5物件以上のスタートが見込まれておりますので、

人員総出で製造、加工、施工対応を行って参ります。

 

当社ではCLTに対応したGIR接合の評定を取得しております。

当社では大手建材メーカーとの共同開発にて、

「CLT鉛直構面・CLT床•屋根構面の構造計算方法及び計算方法に適用するGIR接合の構造性能評価」

を本年8月に取得致しました。

 

CLT × GIR評定書

 

 

これまでのCLTの一般的な接合工法では、

接合金物が露出することが課題になっておりましたが、

今回、評定を取得したGIR接合では、

 

・内部隠蔽型で金物を現さないため意匠的に優れている

・高剛性高耐力

・既に性能評価取得済み(※2018月8月)のため、個別評定無しで物件への折り込みが可能

 

など高品質且つ迅速にCLT建築、木造建築を実現することが可能になります。

 

既に木造軸組+CLTを併用した構造、

RC造建築物を木造(木造との混構造)での建て替え

などの物件への適用が想定されていますので、

是非CLT建築、木造建築へ共に取り組んでいければと存じます。

 

当社まで何なりとお問合せください。

 

パラオ海洋養殖普及センター施設改善計画の施工が完了しました。

当社初の海外物件として対応した

パラオ海洋養殖普及センター施設改善計画において、

無事、現地での施工が完了致しました。

 

 

集成材の輸出や現場の建て方指導など初の試みが多く苦労した物件でありましたが、

無事施工が完了したことを大変嬉しく存じます。

 

本施設がパラオの伝統的な基幹産業である水産業、観光業の発展に

貢献できることを祈念致します。

 

10月より建方開始ラッシュ:10日より民間保育園の新築工事に乗り込みました。

例年同様でありますが、10月頃からフレーム工事が開始される物件が多く

今年も複数の物件が10月中に施工開始となります。

 

10月第一弾として、喜多方市の民間の保育園に乗り込んでおります。

本物件では、集成材に杉、唐松2つの樹種が用いられ

保育園ということで園児が触れやすいように、

集成材による丸柱を約40本程、製造しています。

 

 

今週の現場では、これらの柱脚部用の製作金物をセットや

土台の取付を中心に対応を開始致しました。

 

建物が半円状の形状になっているため、

納まりに注意しながら対応を進めて参ります。

 

今年も繁忙期に入り工場フル稼働中です。

今年度もまもなく半分が終わり、公共建築物件が集中する時期に入り

製造部門、NC加工部門共に稼働時間を延長しながら工場フル稼働中です。

 

幼保育園や福祉施設を中心に事務所や研究施設、地域の交流施設等

対応物件も多岐に渡るため、

カラマツやスギの地域材を用いた大断面集成材に加えて

 

・耐火集成材の柱、梁材

・集成材の丸柱材

・CLTの屋根材

・LVLの合わせ梁材

・Wood ALCの壁材

 

などの部材製造、加工に取り組んでおります。

 

 

 

10月中旬以降、複数の物件の建て方が開始されますので、

社内設備を最大限に活用しながら、納期遵守での対応を行って参ります。

 

スギLVL,合板を活用した木質耐火構造部材の製造が進んでいます。

当社で大臣認定を取得しておりますスギ集成材・合板・LVL

を活用した燃え止まり型1時間耐火木質構造部材の製造が進んでおります。

同部材が適用される2番目の物件となります。

 

※7月28日記事参照

大臣認定を取得している耐火集成材の製造を進めて参ります。

 

同部材の燃え止まり層には、難燃処理した合板やLVLが用いられており、

当社では難燃処理された合板、LVL同士の接着や

メガプレスを用いた荷重支持部と合板、LVLとの二次接着を行っております。

 

※LVL同士の接着工程

※荷重支持部と難燃処理合板の二次接着工程

 

耐火集成材の製造に当たっては、

・最大断面サイズ1,250mm角、長さ16Mまで安定した品質で製造可能である大断面工場

・内層部材、造作集成材の経験で積み上げてきたキメ細やかな対応が可能な集成材コア工場

のそれぞれの技術を生かして、部材製造に取り組んでおります。

 

まもなく加工工程に入って参りますが、

耐火集成材は製造のみでなく接合部の加工にも非常に注意を払う必要がありますので、

こちらは最新鋭のNC加工と大工の技術を融合して対応を行って参ります。

 

高校生や大学生の皆様へモノづくりの現場見学・工場案内を積極的に行っております。

藤寿産業では、学生の皆様に対して

木造建築に関わる当社のモノづくりの現場見学会、工場見学を積極的に行っております。

今年も夏休み期間である7~9月にかけて、就職活動が始まる高校生や

建築や機械工学、建材・木材に関わっている大学1年~博士課程の学生まで

東北~東海地方から幅広く60名を超える皆様にご来社いただいております。

 

<工場見学の様子>

 

当社では新卒採用を毎年継続的に行っているため、

20~30台半ばの社員が半数以上を占めており

海外の最新設備を導入しているNC部門に至っては、30代前半のリーダーを中心に

約10名の部員全員が20代~30代前半のメンバーで構成されています。

 

<NC部門の業務風景>

 

変化・進化が激しいこの大規模木造建築業界において、

若い職員の柔軟な発想、創意工夫や技術革新へのチャレンジが

当社のモノづくりを支えています。

 

工場見学だけでなく、夏休みを利用した1~2か月間程度の業務体験、インターンシップも

受け付けておりますので、ご興味がある方は何なりとお問合せください。

ご連絡お待ちしております!

 

全国植樹祭で活躍した湾曲フレームが記念盾に生まれ変わりました。

今年6月に開催された全国植樹祭にて

当社が製作・施工を行ったお野立て所の湾曲フレームが

記念盾として生まれ変わりました。

 

 

※完成品

 

その他、植樹祭式典会場に設置されていたベンチ20基が

新宿御苑内のカフェで利用されるなど、有効活用されております。

福島県産材が今後も様々な形で利用されていくよう、

各種取り組みや情報発信に引き続き尽力して参ります。

 

8/25:当社協力会の労働災害防止安全大会を実施致しました。

8月25日(土)に当社協力会の労働災害防止安全大会を実施致しました。

毎年異なるテーマで実施しておりますが、今年は生産管理課長の橋本より

「リスクアセスメント」をテーマにした基本的な考え方や進め方の講義があり、

その後グループ討議にてその内容の実践を行いました。

 

 

グループ討議では、木材加工作業におけるいくつかの事例を基にしながら

 

1)「危険性・有害性の特定」

2)「リスクの見積もり」

3)「リスク低減のための優先度設定と提言措置の検討」

4)「優先度に対応したリスク低減措置の実施」

 

をグループ毎に話し合い、その内容を発表致しました。

 

その後、現場の施工管理を担当する工事課の社員より、

ここ1年間で担当した物件について、

施工状況、物件の特徴、安全管理、苦労した点に関して

現場写真のスライドデータを基に発表があり、

皆が携わった物件がどのような形に仕上がったのか情報共有がされました。

 

 

安全大会終了後には、毎年恒例となっている工場内での納涼会と

豪華景品付きのビンゴ大会を行い、

まだまだ続く暑さと年末に向けた繁忙期を乗り越えるべく、皆で英気を養いました。

 

 

2018年も残り約4か月となりましたが、

改めて各個人及び会社全体で安全に関する意識を徹底しながら、

木質部材、木構造に関する新たなチャレンジを続けて参ります。